可用性向上の為のソフトウェア再構成機構

スポンサーリンク

概要

論文の詳細を見る
分散ソフトウェアシステムにおける可用性向上のための機構として、筆者らは動的オブジェクト複製機構DORC(Dynamic Object Relocation Coordinator)を提唱している。DORCでは必要なオブジェクトの複製をクライアント側に作成するため、移動エージェントと比較して、ネットワーク分断や過負荷によりそれと同状態になった場合も必要なサービスを継続できる反面、オブジェクトの大きさが一定値を越えると複製のオーバーヘッドが無視できないといった問題がある。本稿では実行効率と可用性を共に向上させることを目的とし、従来の分散非対応、あるいは粗粒度の分散ソフトウェアをリファクタリングとコンポーネント技術を使用して細粒度オブジェクトに再構成する手法を提案し、簡単なビジネスアプリケーションを例としてその有効性を議論する。
社団法人電子情報通信学会の論文
2001-10-04

著者

関連論文

もっと見る

スポンサーリンク