中高度衛星通信システムにおける陸上地球局の時変的サービスエリアに関する検討
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概要
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中高度衛星を用いたパーソナル衛星通信システムにおいては、移動端末-衛星間通信路が時間的に変化し、通話が遮断される可能性もあるため、移動端末は高い時間率で複数の衛星を介して一陸上地球局と通信可能であることが望ましい。又、移動端末の通話を担当する陸上地球局は通信開始から終了まで切り替えられないことが望ましい。本報告では、移動端末の通話継続時間が有限長であることを利用する時変的サービスエリアを用いることにより、通話開始時刻からあらかじめ定めた有限長時間、高い時間率で複数の衛星を介して通信可能な陸上地球局を移動端末に対して割り当てる方式について提案する。更に、本報告で提案する方式を用いると、移動端末の位置や通信開始時刻によって陸上地球局がどのように割り当てられるのかに関する定量的な検討を加えている。
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 1993-11-19
著者
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