フィルタバンクを利用したJPEG圧縮画像に対するディジタルウォーターマーク

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概要

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ディジタルデータの著作権侵害を抑圧・阻止する問題について最近注目されている技術の1つにディジタルウォーターマークがある。著者らは、静止画像に対するディジタルウォーターマークの実現法として、フィルタバンクを利用した方法を提案した。この方法では、サブバンド信号の1つに情報を埋め込み、線形計画問題を解くことにより情報の検出フィルタを設計する。この方法を用いると通常は良くないとされる低周波領域へも埋め込みが可能である。そこで本稿では、このことを利用してJPEG圧縮画像に対するディジタルウォーターマークを実現する。その結果、JPEG圧縮画像からの情報の取り出しが可能であることが画像データを用いた数値シミュレーションにより確認できた。
社団法人電子情報通信学会の論文
1998-01-23

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