128-CPU SMP PRIMEPOWERシリーズの構成と実装
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概要
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UnixサーバPRIMEPOWERシリーズを開発した.アプリケーションの処理速度の安定性と再現性を重視し, システム全体でのメモリアクセス時間を均質に提供できるスヌープベースのSMPをすべてのモデルで実現した.リニアな性能スケーラビリティを実現するために, 高いスヌープバンド幅やデータ転送バンド幅の実現に加え, ハイエンドワークステーション並の短いメモリアクセスレイテンシを実現した.小規模構成からの段階的な拡張を可能とするためと, CPU間の電気的な接続距離を短くするために, システムを32CPUまで搭載可能なキャビネット(ノード)に分割し, 同軸ケーブルによって接続するという構成方法を開発した.ノードは8枚のシステムボード(SB)と11枚のクロスバボード(XB)及びバックプレーン(BP)からなる.SBとXBはBPを挟んで互いに垂直に交差するように実装した.ノード内の各SBはXBにより相互に接続され, ノード間接続のためのケーブルはXBに接続される.本構成法により, 最大構成が16CPUまでのモデルから128CPUまでのモデルを同一のアーキテクチャ及びLSIを使用して実現した.SB間及びXB間の接続のためにUPAバスを拡張したバス(KBUS)を開発した.システム全体を225MHzのクロックにより完全同期動作させている.このときのスヌープバンド幅, データバンド幅はそれぞれ57.6GBytes/s, 92.1GBytes/sであり, メモリアクセスレイテンシは約300nsである.
- 2001-06-01
著者
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細江 広治
富士通
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清水 俊幸
富士通
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清水 俊幸
富士通株式会社
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渡部 徹
富士通株式会社
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石畑 宏明
富士通株式会社
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船木 淳
ハルコンピュータシステム株式会社
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小田原 孝一
富士通株式会社
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細江 広治
富士通株式会社
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