EPI解析におけるカメラ運動の制限緩和
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概要
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近年, コンピュータグラフィックス(CG)コンテンツ制作の需要が高まっているが, 複雑な形状のCGモデル作成は大変人手のかかる作業である.そこで, 写真やビデオなどから自動的にCGモデルを抽出する画像ベースモデリング手法が注目を集めている.この中で, エピポーラ画像(EPI)解析はビデオ画像から3次元形状を抽出する手法として有力であるが, カメラの運動に激しい制限があり, 実施が困難であった.本論文では, このカメラ運動の制限を緩和する手法を提案する.本手法では, 入力画像系列中の特徴点軌跡からカメラの変動を推定し, カメラが直線運動したときに得られるはずの画像系列を作成する.また, 移動速度を推定することで, カメラの速度変化の影響を吸収する.以上の手順を繰り返し適用することで, モデル抽出の精度を向上させる.提案手法に基づいて実景観で実験を行い, 良好な結果を得た.
- 2001-11-01
著者
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南田 幸紀
日本電信電話株式会社 Nttサイバーソリューション研究所
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新谷 幹夫
日本電信電話株式会社 NTTサイバーソリューション研究所
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新谷 幹夫
NTTサイバーソリューション研究所
-
納富 幹人
日本電信電話株式会社 NTT 通信機器事業部
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納富 幹人
日本電信電話株式会社 Nttサイバーソリューション研究所
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