シーン記述のための映像時分割方式
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概要
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本論文では, 素材映像の自然言語によるインデキシングを支援するツールについて述べる. 放送などのように, ある意図のもとに撮影された素材映像を効果的かつ効率的に利用する必要がある場合には, 言語的シーン記述に基づくインデックスが有効である. 実際の放送現場では, 被写体, 被写体の動作, カメラワークを主要な記述要素とするシーン記述文を含む取材メモや台本などが作成されている. 本論文では, これらの記述要素に対応した映像の変化をとらえて素材映像を分節化する手法を提案する. この方法は, 画面内の被写体の入替りや, カメラワークの有無をカラーヒストグラムの変化によって検出し, 素材映像を時間的に分節化する. これらの分節を映像内容記述付与のガイドとしてユーザに提示することにより, 従来は素材映像を収録した媒体を手動で操作し, 試写を繰り返しながら行ってきた映像の分節化と記述付与の作業を効率化することが可能になる. また, 提案する手法では, 少数のパラメータの調整により, 簡単に妥当な結果が得られることを実験により確かめた.
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 1999-04-25
著者
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