情報セキュリティ技術への提言 : 再論
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概要
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最近の情報処理形態は分散処理を前提として一層進行しつつある。この状況ではコンピュータの中で情報の密室化ないし個室化が進行していく気配が見える。それにつれて内部不正の温床ができてはいないか。情報セキュリティ技術はそれに対処できているであろうか。現在のセキュリティ技術の構造や思考の枠内では、それが可能であるとは言えない。この事態を改善するためには、セキュリティに対する想定「敵」を外部者にのみ設定するのではなく、内部者にも視点を移す必要があることを示し、新しいセキュリティ技術の開発への期待を述べる。
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 2001-03-10
著者
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