障害を持つ人達と情報通信サービスに関する一考察 : ノーマライゼーション原理と技術倫理

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概要

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情報通信技術の進展とともに新しい通信サービスが多く提供されてきた.ところが、これらの多くのサービスは、その利用者として特別な障害を持たない通常の人を想定している.このために、種々の障害を持つ人達にとっては、たとえ利用したいと思っても、サービス利用が難しい、あるいはまったく利用することができないことが多いようである.一方、サービス開発・提供側も社会全体のニードを把握し、十分に想定する利用者層特性などを分析するだけの時間的の余裕がないという意見も聴く.このような状況の下では、大きな社会的意義を持ち、その役割を果たすことを期待されている情報通信サービスが十分に機能しないことも考えられる.ここでは、福祉政策の基本ともなっている「ノーマライゼーションの理念」から情報通信技術・サービス開発を見たとき、そこで考えるべき課題について述べる.
社団法人電子情報通信学会の論文
2000-10-14

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