ビームチルティング及びアダプティブアレーを用いたセルラシステムにおける動的チャネル割当ての特性
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概要
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PHSに代表されるマイクロセルラシステムでは, 伝搬特性が周囲の状況に大きく影響され, チャネルを固定的に配置することは困難となるため, 自律分散型の動的チャネル割当て(DCA)が有効である.また, マイクロセルにDCAを適用する階層型セルラシステムでは, マイクロセルとの干渉が少ない自律分散型DCA方式が望まれる.一方, セルラシステムにおいて周波数利用効率を高めるアンテナ技術として, ビームチルティング及びアダプティブアレーが知られている.本論文では, まずビームチルテヤング及びアダプティブアレーを用いたマイクロセルラシステムにおけるいくつかの自律分散型DCA方式の特性を検討する.計算機シミュレーションの結果, ビームチルティング及びアダプティブアレーにより, 各DCA方式の特性が向上することを示す.次に, 階層型セルラシステムにおいて, 各DCA方式の特性を評価するとともに, マイクロセルにアダプティブアレーを用いた場合の効果について検討する.計算機シミュレーションの結果, 階層型セルラシステムではチャネル棲み分け方式が有効であることを示し, マイクロセルにアダプティブアレーを用いることにより, トラヒック容量が増加することを示す.
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 2000-12-25
著者
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