ドライビング環境適応型コミュニケーション・ナビゲータのための実験評価システムの開発とその評価 (ITSのための情報通信と航行・測位論文小特集)
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概要
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モバイルマルチメディア機器の発達によって,車両内の環境でもモバイルマルチメディアコミュニケーションを手軽に行えるようになってきている.筆者らは,安全な運転を確保しつつ快適なマルチメディアコミュニケーションを提供できる,ドライビング環境適応型コミュニケーション・ナビゲータを提案している.これはドライビング環境を考慮したマルチメディアコミュニケーション制御によって,安全性と快適性の両立を目指すものである.ここで,マルチメディアコミュニケーション制御に用いるパラメータの抽出及び制御しきい値の最適化が必要となる.本論文ではまずハンドル操作に着目し,ハンドル操作にかかわるパラメータ及びそのしきい値を実験的に検証する実験評価システムを開発し,本実験評価システムのハンドル操作の現実性を実車データと比較し検証する.更に本実験評価システム上に,ドライバのハンドル操作に応じたマルチメディアコミュニケーション制御を行う操作感応型制御方式を実装,被験者を用いた実験評価によってハンドル操作のパラメータとしての有効性を評価する.その結果,ハンズフリー装置使用のみの場合と比較し,最大3倍の事故回避率向上の効果があることを明らかにする.
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 1999-11-25
著者
-
荒金 陽助
NTTサービスインテグレーション基盤研究所
-
関 良明
Nttサービスインテグレーション基盤研究所:(現)東日本電信電話株式会社研究開発センタ
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吉開 範章
Nttサービスインテグレーション基盤研究所
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