大コア径ファイバリンク用光トランシーバの簡易モジュール化技術
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概要
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インターネットの爆発的な普及やディジタル放送の開始を契機として, パーソナルコンピュータ(PC)とディジタル家電とを有機的に統合するホームネットワークが今後急速に普及すると予想される.その実現には, 動画像主体の高速サービスを家庭の隅々にわたって提供できる安価な情報伝送媒体, 及びトランシーバが不可欠となる.今回我々は, コア径200μmの分布屈折率型プラスチッククラッドファイバを伝送媒体とする500Mbit/s動作の光トランシーバを試作した.本光トランシーバの実装には, プラスチックモールド, 光素子圧入などの簡易組立技術を導入した.光素子にはRC-LED(Resonant Cavity Light Emitting Diode)及び大面積受光素子を採用し, RC-LED出力波形応答を高速化するため, プリエンファシス型簡易駆動回路を開発・実装した.本光トランシーバにより, IEEE1394プロトコルを用いた光ホームネットワークを構築することで, 2台のPC間でのファイル転送, 及びDVカメラからPCへのビデオストリーム配信とを同時に100mの長さにわたって実行可能なことを実証し, 上記実装技術の有効性を確認した.
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 2001-09-01
著者
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