ネットビジネス成長期における投資対効果の考察
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
いわゆるネットビジネスに関しては、その収益の実績に対する評価が現時点で不足している。本稿では、米国ネットビジネス企業等15社を対象にし、1998年7-9月期と2000年同期との原価、販管費(販売費ならびに一般管理費)、売上高、営業利益、ならびに原価率、販管費率、営業利益率を比較することにより、ネットビジネス企業の投資対効果の状況についてサーベイを行った。 その上で、投資対効果に関する仮説として次の2つ、すなわち、1)販管費を先行して多くかけると、売上が伸びる、2)販管費を先行して多くかけると、利益が伸びる(損失が縮小する)、についての検証を行った。 そして、これらを通じて、ネットビジネス企業のリスクとして1)原価率の上昇、高止まり、2)先行投資の結果表れず、3)「暖簾代」(営業権の償却)の3つを見いだした。本稿で取り上げなかった多くのネットビジネス企業についても、を本稿に示した方法に基づき注目することで、ネットビジネス企業の事業成否、ひいてはIT革命の成否について一定の判断を下すことが可能である。
- 2001-04-06
著者
関連論文
- SOAモデル化能力とSPI2計数能力検査結果の相関関係(Web2.0時代におけるビジネスモデル,一般)
- エンタプライズモデル基礎論(その1)(次世代経営情報技術,その他)
- エンタプライズモデリング手法比較 : 従来とSOA(次世代経営情報技術,一般)
- エンタプライズモデル基礎論(その2)(次世代経営情報技術,一般)
- UMLモデリング能力とCABテスト結果の関係性の検証(Web2.0時代のビジネスモデル-検索エンジンと利用技術-)
- 「FIT2004 第 3 回情報科学技術フォーラムパネル報告」 : ソフトウェアと日本の社会 : 特徴を強みに変えてゆくには(企業から公共, 非営利組織まで, ビジネスモデルからソーシャルモデルへの展開)
- 電子情報通信学会2004年総合大会パネル報告 : モデリングとエンジニアの質・育成(ビジネスモデルからソーシャルモデルへの展開 : 企業から公共,非営利組織まで)
- コミュニケーション能力
- 情報資産分布を活用したセキュリティ対策実施計画モデルの提案
- システム開発外部委託管理のためのプロセス標準化(「ビジネスモデルからソーシャルモデルへの展開」 : 企業から公共,非営利組織まで)
- ネットビジネス成長期における投資対効果の考察
- O-001 UMLモデリング能力と論理的思考力との関係性の実験的検証(O分野:情報システム)
- EPC及びUML手法の有効性比較(経営や情報技術双方の知識や立場を越えた相互理解を醸成するモデリング及びモデリングフレームワークを研究する)
- 情報科学技術フォーラム2003(FIT2003)イベント「実践ビジネスモデリング」報告
- 情報科学技術フォーラム2003(FIT2003)イベント「実践ビジネスモデリング」報告(ビジネスモデルからソーシャルモデルへの展開 : 企業から公共,非営利組織まで)
- ソフトウェア開発の品質/生産性向上モデル(ビジネスモデルSI業界での最上流を強くし, 国際競争力をつけることを目的とする)
- モデリング言語の理解度の比較分析(Web2.0時代におけるビジネスモデル)
- O_022 エンタプライズアーキテクチャの1実践方法 : そのモデリング(O分野:情報システム)
- 生協型ビジネスモデルの可能性とそれを支える情報システムについて(ビジネスモデルSI業界での最上流を強くし, 国際競争力をつけることを目的とする)
- 情報システムの罠 : 問題モデルの写像ではなく IT 撞着(企業から公共, 非営利組織まで, ビジネスモデルからソーシャルモデルへの展開)
- ソフトウェアと日本の社会 : 特徴を強みに変えてゆくには(ビジネスモデルからソーシャルモデルへの展開-企業から公共,非営利組織まで-)
- 金融業B2Bネットワーク再価値化の欧米モデル比較
- 3.11以降の社会的エンタプライズのモデル構築方法 : エネルギ・ソリューションへの適用(提案型エンタプライズモデリング,一般)
- インタプライズモデル化の為のBM反映BP設計方法 : 検索サービス企業事例(提案型エンタプライズモデリング,一般)
- インタプライズ改革の基底 : ひとつのビュー(インタプライズモデル化技術,一般)
- O-030 Business Modelの形式的記述(ビジネスモデリング,O分野:情報システム)