並列ファイルシステムPF3におけるファイルアクセスの高速化方式

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概要

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データベースの大規模化、マルチメディアサーバの発展に伴い、大容量、高スループットを実現するファイルシステムの需要が高まっている。そこで、我々は、ディスク共有網を持つクラスタシステム上で動作する並列ファイルシステムPF3を研究・開発している。一般に、ディスク共有型のファイルシステムでは、ファイノレ管理データの一貫性制御が必要であり、その制御方式によってはオーバーヘッドが発生する。PF3では、ファイル管理データの操作を集中制御する方式によって、この制御を効率化したが、ファイル管理データの操作に伴うオーバーヘッドが、なお存在する。そこで、本稿では、このオーバーヘッドを隠蔽し、PF3におけるファイルアクセスのレスポンスタイムを改善するパイプライン化ファイルアクセス方式を提案し、その評価を行った。評価の結果、レスポンスタイムを最大30%短縮できることが分かった。
社団法人電子情報通信学会の論文
1999-08-04

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