球面走査電波ホログラフィを用いた波源位置推定のシミュレーション(若手研究者・エンジニア向けワークショップ)
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概要
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球面走査電波ホログラフィを用いて波源を含む面上の電界強度分布を再生することにより,波源位置を推定する手法について,シミュレーションによる評価を行っている.この手法は,電波源を囲む閉じた面上において観測した複素電界の接線成分を用いて波源を可視化するものである.まず,従来のSMHでは無視されていた電界の径方向成分を考慮して電界強度を再生することにより,波源位置を精度良く推定できることを示している.また,球面上の測定における測定点間隔の検討を行い,高い再生精度を得るための測定点間隔は,推定半経に依存することを示している.さらに,半波長ダイポールアンテナおよび単一指向性をもつ波源を用いた場合それぞれの波源位置の推定誤差について検討を行い,全再生点の大半で推定誤差は0.3波長以下の結果が得られることを示している.
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 2004-07-22
著者
-
平 和昌
情報通信研究機構 拠点研究推進部門 仙台EMCリサーチセンター
-
澤谷 邦男
情報通信研究機構 拠点研究推進部門 仙台EMCリサーチセンター
-
平和 昌
通信・放送機構仙台EMCリサーチセンター
-
平 和昌
情報通信研究機構拠点研究推進部門仙台emcリサーチセンター
-
柏山 仁
情報通信研究機構拠点研究推進部門仙台EMCリサーチセンター
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