2次元PRMLにおける同期誤り訂正法の一検討(一般,フレッシュマン,招待講演)

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概要

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磁気記録システムにおいては、高速処理化を目的としたディスクの高速回転による、信号の同期誤りが問題になると考えられる。当研究室で従来の符号間干渉に加え、隣接トラックからの千渉も加えた、マルチトラック方式による信号処理技術である2次元PRMLが研究されている。その2次元PRMLにおける同期誤りとして1ビットの信号の挿入または削除を仮定する。そして同期誤り発生時に見られるメトリックの変化に着目し、同期誤りの発生した時点以降でのメトリックの変化確率が大きいというシミュレーション結果を得た。そこで、各トラックである程度大きなメトリック変化が続く位置を見つけ、その中で同期誤り位置の候補を絞ることができると考えた。そこから挿入または削除誤りを訂正する方法を提案する。またこの提案法と重み一定符号,RLL符号とを組み合わせることで誤訂正の発生を抑えることについても提案し、従来方式との比較を行なった。
社団法人電子情報通信学会の論文
2003-07-16

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