Code Position Keyingを用いたSpread ALOHA方式の提案(モバイル環境におけるPerson to person高信頼性情報流通技術)(情報通信サブソサイエティ合同研究会)
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概要
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本稿では,フレーム中の疑似雑音(Pseudo-Noise, PN)符号系列の位置とそのPN符号系列の位相により情報を表現するコードポジションキーイングを用いたスプレッドアロハ(Code Position Keying/Spread-Spectrum ALOHA, CPK/SS ALOHA)方式を提案している.本方式は,直交多値変調方式に分類することができ,従来の直接拡散方式を用いたスプレッドアロハ(Direct-Sequence/Spread-Spectrum ALOHA, DS/SS ALOHA)方式に比べてパケット長の短縮及び白色ガウス雑音下の符号誤り率の改善を達成できるため,スループット性能の大幅な向上が期待できる.本稿では,本方式のスループット性能を理論解析により導き,直交PN符号系列数や1フレーム当たりのスロット数によって決まる多値レベル数とスループットの関係,E_b/N_0とスループットの関係について明らかにしている.その結果,白色ガウス雑音下において,直交PN符号系列数を256以上にすることにより,1フレーム当たりのスロット数を2にしたときのスループット性能が1の場合よりも良好であることが示されている.
- 2003-03-20
著者
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