DCT領域における画素間相関係数の直接計算
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概要
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本稿では,DCT符号化された画像を対象として,その画素間相関係数ρを求める方法について検討する.最も単純な方法は,対象となるDCT符号化画像を逆DCTして画素値に変換した後に定義に基づいてρを計算するものであるが,ρの値のみを必要とする場合には,特に逆DCTを施して画素値を求める必要はない.そこで,本稿では画素間相関係数をDCT領域において直接計算する方法を提案する.提案手法を用いると,逆DCTを用いた手法に比べ,必要な総演算量は約50%に低減される.ただし,DCT係数はブロックを単位として施されるため,提案手法ではブロック端で計算誤差を生じる.実験によって,その誤差は1%未満に抑えられることを確認した.
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 2002-06-21
著者
-
吉田 俊之
東京工業大学 工学部
-
稲積 泰宏
東京工業大学大学院理工学研究科集積システム専攻:(現)神奈川大学
-
藁科 卓司
東京工業大学大学院理工学研究科集積システム専攻
-
藁科 卓司
東京工業大学大学院理工学研究科集積システム専攻:(現)神奈川大学
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