SuperSQLを用いたRDBとLDAPにおける統合管理の高度化(情報統合)(「夏のデータベースワークショップ(DBWS2003)」一般)

概要

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近年インターネットの普及により、分散ディレクトリサービスが浸透してきている。その中で汎用的に利用されてきてるのがLDAP (Lightweight Directory Access Protocol)であり、DNSやNISの代用ができる。またLDAPスキーマの柔軟性によりそれぞれの情報の異種性を容易に扱え、単一組織内での情報管理にも使用されてる。データに冗長性があり検索速度が早いという利点はあるが、更新時において複数のエントリーを更新するため管理が高コストであるという欠点を持っている。したがってデータに冗長性がなく管理が容易である関係データベースと統合利用した方が効率的である。関係データベースとLDAPの統合利用はSuperSQLによって実現され、関係データベースに格納されているデータをLDAPディレクトリに変換するシステムを実装した。しかし、関係データベース側でデータが更新されたとき、LDAPディレクトリを更新するにはもう一度ディレクトリ全体を生成しなくてはならない。そこで本研究では関係データベース側で更新されたデータのみに関するLDAPディレクトリをSnperSQLシステムを通して生成し、差分更新をする方法を提案する。
2003-07-11