UWB-IRにおけるマルチパルス・パルス位置変調方式のフレーム同期法(信号処理,スペクトル拡散及び一般)

概要

論文の詳細を見る
本稿では,タイムホッピング方式とマルチパルス・パルス位置変調方式を融合したタイムホッピング型マルチパルス・パルス位置変調方式に着目し,その同期法を提案している.タイムホッピング型マルチパルス・パルス位置変調方式は,複数の拡散符号系列とその位置の組合せにより情報伝送する方式である.本稿では,UWB-IRにおけるタイムホッピング型マルチパルス・パルス位置変調方式として,ホッピング切替え速度の異なる2種類の方式を提案している.また,その同期獲得は,同期用系列の拡散符号系列への埋め込み,情報用フレームヘの同期用系列の埋め込みにより行われている.拡散符号系列は2つの疑似雑音系列を連結して構成する連接系列を用いている.本稿では,情報伝送用の拡散符号系列のいずれかを同期用系列として用い,その同期用系列を情報伝送用フレームに埋め込むことにより同期獲得を行う.本稿では,提案同期法を用いたタイムホッピング型マルチパルス・パルス位置変調方式の情報伝送速度と同期用信号検出確率を理論解析により検討している.その結果,提案同期法をもちいたタイムホッピング型マルチパルス・パルス位置変調方式の情報伝送速度は同期用信号による劣化が生じず,タイムホッピング型パルス位置変調方式よりも優れていることが示されている.また,同期用信号検出確率は,同期用信号の構成に依存することが明らかにされている.
2004-07-15

UWB-IRにおけるマルチパルス・パルス位置変調方式のフレーム同期法(信号処理,スペクトル拡散及び一般)

スポンサーリンク

概要

著者

関連論文

スポンサーリンク