ハイジャック経路監視方法に関する研究(品質とコスト・及び一般)

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概要

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インターネットにおいて、AS間が経路情報交換を行う際に用いているBGPは、経路情報の正当性を認証する機能は持っていない。そのため、ルーターの設定ミスや悪意のある経路広告によって、経路がハイジャックされるというネットワーク障害が頻繁に発生している。これに対して、世の中の取り組みでは、s-BGP等の経路情報の正当性を認証する機能をBGPに追加するといった検討が行われている。しかしながら、プロトコルの変更はインターネット全体への影響が大きいため、実現までには多くの時間を要する。そこで、筆者らは早期に対策を講じる観点から、BGPの変更は行なわずに、リアルタイムにハイジャック経路を自動検出することを目的とした研究を行なっている。本稿では、ハイジャック経路の検出方法の提案を行い、検出方法を実装した監視システムについて報告する。
社団法人電子情報通信学会の論文
2004-09-23

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