マダイ稚魚の天然海域における個体数密度となわばりサイズの関係
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概要
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マダイ稚魚の個体数密度と採食なわばりサイズの関係を調べた。最高個体数密度は年間差が見られ2001年は高密度(0.201個体/m^2), 2002年は低密度(0.051個体/m^2), 2003年は中間密度(0.096個体/m^2)であった。体長毎のなわばりサイズは, 高密度年では体長8cmクラスまでは体長に応じ拡大した。中間密度年では9cmクラスまで拡大し, 低密度年では14cmクラスまで体長の増大により拡大した。マダイ稚魚のなわばりサイズは個体数密度に影響され, 低密度のとき拡大し, 高密度のとき縮小した。
- 社団法人日本水産学会の論文
- 2005-07-15
著者
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