マダイ稚魚の天然海域における個体数密度となわばりサイズの関係
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
マダイ稚魚の個体数密度と採食なわばりサイズの関係を調べた。最高個体数密度は年間差が見られ2001年は高密度(0.201個体/m^2), 2002年は低密度(0.051個体/m^2), 2003年は中間密度(0.096個体/m^2)であった。体長毎のなわばりサイズは, 高密度年では体長8cmクラスまでは体長に応じ拡大した。中間密度年では9cmクラスまで拡大し, 低密度年では14cmクラスまで体長の増大により拡大した。マダイ稚魚のなわばりサイズは個体数密度に影響され, 低密度のとき拡大し, 高密度のとき縮小した。
- 社団法人日本水産学会の論文
- 2005-07-15
著者
関連論文
- キューバの漁業の現状(2)キューバに移入されたヒレナマズ
- 流動制御構造物による海域底質環境改善技術
- マダイ稚魚の天然海域における個体数密度となわばりサイズの関係
- アマモ類似型海藻生育用基盤に対する海洋生物の蝟集
- 瀬戸内海伊吹島におけるキジハタ放流人工種苗と天然当歳魚の生態
- 2 種の網状構造物による人工生息場所に対する放流種苗マダイの蝟集
- 2種の網状構造物で作製した人工生息場所に対する天然マダイ稚魚の蝟集
- よく似た2種マダイとチダイの稚魚は共存できるのか?
- 清水さばの脂質含量と生態形質の季節変動 : 旬の解明の一考察
- 小漁港内における人工種苗マダイ幼稚魚放流後の行動,分布および個体数変化
- アマモ場におけるヒメジ科魚類の摂食行動(平成 12 年度日本水産学会中国・四国支部 8 月例会プログラム)
- マダイとチダイの稚魚期における共存機構--なわばり形成を中心に (特集 黒潮圏の自然と人間の共存・共生(1))
- 幼稚仔保育場における人工種苗マダイのなわばり様行動
- 人工種苗放流マダイに見られるなわばり行動
- 汀線付近転石域に出現するマダイ稚魚のなわばりと摂食生態