鹿児島湾におけるヒラメ人工種苗の放流効果
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概要
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鹿児島湾におけるヒラメ人工種苗の放流効果を検討するために,鹿児島市中央卸売市場魚類市場において放流魚の混獲率を調査した結果,1989年から2002年の間で18.9〜49.2%であった。魚体測定および年齢査定結果から体重階級別の雌雄割合およびage-weight-keyを作成し,市場における体重組成を年齢分解した。結果,放流群の放流後7年間の累積回収率は1.51〜3.52%であり,水揚げ回収金額を種苗放流経費で割った投資効率は0.97〜1.17と推定された。コホート解析の結果,近年は鹿児島湾におけるヒラメの産卵親魚量および加大量の減少が顕著であった。
- 公益社団法人日本水産学会の論文
- 2004-11-15
著者
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