40. Peroxidase-anti-peroxidase(PAP)法によるチロシン水酸化酵素とフェニールエタノールアミン-N-メチル基転移酵素のラット副腎髄質内局在
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概要
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フェニールエタノールアミン-N-メチル基転移酵素(PNMT)のウシ副腎内局在は抗体に直接peroxidaseを結合させる免疫電顕法でアドレナリン細胞の細胞質とアドレナリン顆粒に認められた(Nagatsu, 1977)。今回PNMTの他にチロシン水酸化酵素(TH)のラット副腎内局在を明らかにするために蛍光抗体法とPAP法を用いた。方法 : 免疫蛍光法はNagatsu et al.(1974)の方法に順じた。PAP法はSternberger(1974)の方法を参考とした。まづ2%paraformaldehyde固定の副腎をpolyethylene glycolに包埋後15μに細切する。ウサギから得た抗体と反応後ウサギのIgGに対するヤギの抗体で反応させる。対照には正常血清で代用する。次にPAP溶液(Dr. Sternbergerより恵与さる)と反応させてからDAB反応を行い2%オスミック酸で後固定をする。そしてQuetolによる迅速法で包埋した。結果 : TH, PNMTともに免疫蛍光法とPAP法の結果はほぼ-致して, ラット副腎髄質のクロマフィン細胞の全体にTHが, 一部にPNMTが存在した。THおよぴPNMTは細胞の基質に存在する他にクロマフィン顆粒の外膜に附着している所見をえた。
- 日本組織細胞化学会の論文
- 1978-11-01
著者
-
稲垣 忍
大阪市大第1解剖学
-
永津 郁子
藤田保健衛生大学医学部精神医学教室
-
近藤 ゆかり
名衛大・医・二解
-
唐沢 延幸
名衛大・医・二解
-
永津 郁子
名衛大・医・二解
-
稲垣 忍
名衛大・医・二解
-
唐沢 延幸
藤田保健衛生大学 医学部 精神医学 教室
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