mtDNAのPCR-RFLP分析によって明らかになったハタハタ集団の地理的分化
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概要
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ハタハタの漁獲量減少に伴い種苗放流などの増殖事業が盛んに行われているが, 系群や遺伝的変異性を考慮して実施されていない。そこで, PCR-RFLP分析によりハタハタmtDNAの地理的変異性を検討した。mtDNAのD-Loop領域と12-16S rRNA領域をPCR法にて増幅し, RFLP分析を行った。D-Loop領域ではDpn II, 12-16Sr RNA領域ではHae IIIで得られた切断型頻度に地理的な変異性が見られた。ハプロタイプの出現頻度から, 日本海-根室群, 太平洋群の2つの集団に分けることができた。
- 公益社団法人日本水産学会の論文
- 2004-07-15
著者
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柳本 卓
独立行政法人水産総合研究センター遠洋水産研究所
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柳本 卓
(独)水産総合研究センター遠洋水産研究所
-
柳本 卓
水産総合研究セ 遠洋水研
-
柳本 卓
(独)水産総合研究センター北海道区水産研究所:(現)(独)水産総合研究センター遠洋水産研究所
-
柳本 卓
(独)水産総合研究センター中央水産研究所
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