飼育環境下におけるホッコクアカエビ幼生の相対成長
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概要
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飼育したホッコクアカエビ幼生は7回脱皮し,ポストラーバ1期へと変態した。各齢期の外部形態と遊泳行動の観察,および相対成長の変曲点の検討から,ゾエア1〜2期は受動的浮遊期から能動的遊泳期への移行期,ゾエア3〜4期は全付属肢が出現し,能動的遊泳が完成する時期,ゾエア5期を経てゾエア6〜7期は底棲生活への移行期,ポストラーバ1期は底棲生活の完成期と位置付けられた。ゾエア期の相対成長の変曲点はゾエア2期から3期とゾエア4期から5期への脱皮時に集中し,幼生の大量死発生の時期とよく一致した。
- 公益社団法人日本水産学会の論文
- 2003-01-15
著者
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