ポケット網実験から推定した北洋トロール漁業における魚類の網内集約過程
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概要
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北転船トロール網内におけるスケトウダラとキタノホッケの集約過程を漁具各部に装着したポケット網の漁獲尾数の変化から調べた。網地を切除しないでポケット網を装着した場合, ポケット網の漁獲は非常に少なく, 両種ともに現用網の網目を通過することは少ないと考えた。網地を切除してポケット網を装着した場合, ポケット網の漁獲尾数は両種ともに漁具の断面積が小さくなるにつれて多くなった。トロール網地に遭遇した魚類は, 断面積の減少に伴って網地に沿ってコッドエンド方向に移動し, 網地付近の魚群密度は濃密になってゆくという網内集約過程が推測できた。
- 1999-01-15
著者
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松下 吉樹
水産工学研究所
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井上 喜洋
水産工学研究所
-
Tatarnikov V.
ロシア太平洋海洋漁業研究所
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松下 吉樹
長崎大学
-
Tatarnikov Viacheslav.A.
ロシア太平洋海洋漁業研究所
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