移動音源により生成された音場のフーリエ変換を用いた解析とその誤差の検討

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概要

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遮音壁の効果予測などでDuhamelの手法が用いられている。これは2次元解析の結果から3次元解析の結果をフーリエ変換を利用して得る手法で,移動音源でも利用できる画期的な方法である。しかしこの手法についての実際の計算方法やその誤差に関して検討した例は少なく,実際の数値計算やその結果の精度予測が困難である。本論文では,この手法の実際の数値計算方法を述べると共に,その誤差のオーダを理論的に解析した。また,離散化誤差を低減する方法を提案し,その効果を示した。最後に理論的に解析した誤差のオーダが正しいことを厳密解との比較により示した。また,付録にDuhamelの文献で混同が見られた音圧と速度ポテンシャルの違いについて述べた。
社団法人日本音響学会の論文
2004-12-01

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