温度変化を考慮した逆フィルタの設計法
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概要
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音場補正やアクティブ音場制御では, 系の変動を考慮して逆フィルタを設計する必要がある。本報告では, 温度変化による系の変動, 特に音速の変化によるインパルス応答の変化について検討した。また, 系を測定した時とは異なる温度で逆フィルタを利用すると誤差が発生することを示し, これを解決する2つの方法を検討した。1つは, 逆フィルタを温度によって補正する方法, もう一方は, 温度により系が確率的に変動するものとして, 誤差の期待値が最小になる逆フィルタを設計する方法である。頭部伝達関数を用いた実験の結果, 逆フィルタの制御精度が温度補正により15dB, 誤差期待値最小設計で10dB程度改善できることを示した。
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 2000-12-15
著者
-
鶴 秀生
日東紡音響エンジニアリング株式会社
-
中島 弘史
日東紡音響エンジニアリング
-
高橋 宏治
日東紡音響エンジニアリング株式会社
-
高橋 宏治
日東紡音響エンジニアリング
-
鶴 秀生
日東紡音響エンジニアリング
-
鶴 秀生
日東紡音響
-
中島 弘史
日東紡音響エンジニアリング(株)
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