剖検データに基づいた肺癌の転移経路に関する統計解析 : 3つの組織型(扁平上皮癌,腺癌および未分化癌)の比較
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概要
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:原発性肺癌の転移経過を統計レベルで知るために日本病理剖検輯報,第ユ5輯(昭和47年度)に記載されている397例扁平上皮癌,532例腺癌および407例未分化癌の原発性肺癌の病理解剖所見に基づいて統計解析を行って興味ある結果を得た.3つの組織型の転移パターンに違いが見られ,中でも扁平上皮癌グループについては,用干転移の存在が他の遠隔転移を促進していると言う推論が出来た.なお未分化癌の転移パターンは"One-stepprocess"の性質があるように思われる.
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