縦隔腫瘍に対する超音波ガイド下針生検の有用性

元データ 1999-12-01 日本肺癌学会

概要

縦隔腫瘍に対する超音波ガイド下針生検(UGNB)の有用性を当科入院症例で検討した.対象は1995年4月から1998年4月の間に当科に初回入院した縦隔腫瘍の31例.病変が超音波で確認されたのはうち18例.前縦隔が最も多く15例であった.18例中3例では安全な穿刺が困難と判断し,UGNBを行わなかった.各生検時の穿刺回数は平均3.2回であった.UGNBを施行した15例中,確定診断が得られた症例は9例(60.0%)であった.悪性リンパ腫と胸腺癌の各1例では吸引細胞診でもclassVと診断された.嚢腫の3例と胸腺腫7例中3例では,UGNBによる確定診断は得られなかった.合併症は2例で生じたが,一過性なものであった.結論として,嚢腫や胸腺腫の一部では診断がつかない場合もあったが,UGNBは概して安全で容易に施行でき,有用と考えられた.

著者

西村 尚志 神戸市立中央市民病院呼吸器内科
長谷川 幹 神戸市立中央市民病院呼吸器内科
石原 享介 神戸市立中央市民病院呼吸器内科
藤井 宏 神戸市立中央市民病院呼吸器内科
梅田 文一 神戸市立中央市民病院呼吸器内科
石原 享介 神戸逓信病院 内科
岡崎 美樹 神戸市立中央市民病院呼吸器内科
片上 信之 神戸市立中央市民病院
長谷川 幹 神戸市立中央市民病院
藤井 宏 神戸市立医療センター西市民病院呼吸器内科
高倉 俊二 神戸市立中央市民病院呼吸器内科
石原 享介 神戸市立中央市民病院
藤井 宏 神戸市立医療センター西市民病院

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