肺癌の縦隔リンパ節転移診断に対するFDG-PETと縦隔鏡・胸腔鏡検査の比較

元データ 2006-01-25 日本呼吸器内視鏡学会

概要

背景.N_2肺癌に対して術前導入療法後に開胸術を行う例が増加しており,縦隔リンパ節転移の診断は重要となる.目的.縦隔リンパ節転移の診断におけるfluorodeoxyglucose positron emission tomography (FDG-PET)と縦隔鏡・胸腔鏡下リンパ節生検とを比較し,その有用性を検討した.対象と方法.2001年7月から2005年6月に,肺癌または肺癌疑いの症例でPETを行った後に縦隔鏡・胸腔鏡下に縦隔リンパ節生検(MED/VATS)を施行した16例.結果.PET陰性・MED/VATS陽性例はなく,PET陰性・MED/VATS陰性5例より,偽陰性は0/5となる.PET陽性・MED/VATS陽性3例,PET陽性・MED/VATS陰性8例であった.PET陽性・MED/VATS陰性例のうち術前治療を行い,正確な判定ができない2例を除くと,真陽性は4/9となる.結論.PET陰性では転移のない可能性が高いが,PETにおける偽陽性の率は高く,PET陽性例では縦隔鏡などによる組織学的診断を要する.

著者

西村 尚志 神戸市立中央市民病院呼吸器内科
石原 享介 神戸市立中央市民病院呼吸器内科
石原 享介 神戸逓信病院 内科
片上 信之 神戸市立中央市民病院
高橋 豊 神戸市立医療センター中央市民病院呼吸器外科
庄村 遊 神戸市立医療センター中央市民病院心臓血管外科
庄村 遊 神戸市立中央市民病院循環器内科
春名 茜 神戸市立中央市民病院:呼吸器内科
小松 輝也 神戸市立中央市民病院呼吸器外科
高橋 豊 神戸市立中央市民病院呼吸器外科
久保田 未央 神戸市立中央市民病院呼吸器内科
富井 啓介 神戸市立中央市民病院呼吸器内科
納谷 玲子 神戸市立中央市民病院呼吸器内科
池田 顕彦 神戸市立中央市民病院
小松 輝也 Division Of Thoracic And Esophageal Surgery Department Of Surgery Queen Elizabeth Ii Health Science
片上 信之 神戸市立医療センター中央市民病院呼吸器内科
納谷 玲子 先端医療センター総合腫瘍科
久保田 未央 神戸市立医療センター中央市民病院呼吸器内科
池田 顕彦 神戸市立中央市民病院:呼吸器内科
石原 享介 神戸市立中央市民病院

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