離散プロダクト核分布とピアノ音への応用
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概要
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信号のエネルギー分布を表す時間周波数表現としては、スペクトログラムやWigner分布等、様々なものが知られている。本論文ではプロダクト核と呼ばれる核関数を持つ分布を取り上げ、まず、連続系においてプロダクト核に窓関数のFourier変換を適用し、これが核設計の指針として有用なことを示す。次に、この分布を計算機上で実現するために離散時間信号に対するプロダクト核分布を定義する。このとき、離散Fourier変換を拡張して定義したものを用いる。最後にこの分布をピアノ音の立ち上がり部分に適用し、Wigner分布に比較してクロス項が減少し有用であることを示す。
- 社団法人日本音響学会の論文
- 1993-12-25
著者
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