二つの音波による非線形相互作用を用いた媒質の非線形パラメータB/A絶対値の空間分布測定 : 解像度向上のための処理手法

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概要

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媒質の非線形パラメータB/Aの絶対値の空間分布を、二つの音波交差時の非線形相互作用を利用して測定する場合における解像度向上に関する処理手法について検討した。すなわち、従来は考慮されていなかった測定対象空間内における音速分布、並びに境界面におけるポンプ波の反射が測定に与える影響について、B/Aの単純な空間分布モデルを想定して理論的な見当を加えた。また、ベンジルアルコール並びに2-プロパノールを測定試料とし、水中に層状に配置して得られた実測結果にこの処理手法を適用すると、解像度が向上することを示した。
社団法人日本音響学会の論文
1993-12-25

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