ボール・ベアリングを組み込んだ小型機器の回転音による一診断法(第2報) : 複数の損傷がある場合についての解析
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概要
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第1報ではボール・ベアリングを組み込んだ小型回転機器の回転音を検出し、機器の固有周波数付近のスペクトル成分を抽出して実効値処理した後にスペクトル分析をする診断方法について提案し、損傷がどこかに一つ存在する場合を中心にして、診断方法及び良品・不良品の識別方法について報告した。本論文では第1報で提案した診断方法の有用性を実証するために、局部的損傷が複数箇所に存在する場合について理論解析を展開した。その結果、複数箇所の損傷を一挙に解明する方法、及び、実効値処理した後にスペクトル分析する方法は、直接スペクトル分析する方法に比べ、同様の分析が行える上、S/Nの面で優れていることを論理的に示した。
- 社団法人日本音響学会の論文
- 1990-06-01
著者
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