ボール・ベアリングを組み込んだ小型機器の回転音による一診断法
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概要
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この論文はボールベアリングを組み込んだ小型回転機器における局部的な損傷を検出することを目的とした診断法について記述している。損傷による信号の発生メカニズム、その信号の検出方法、及び、測定環境について触れ、小型回転機構部品では音響ベースの診断法が適していることを述べている。その際に問題となる信号処理としては機構部品の共振周波数付近の周波数スペクトルを抽出し、その後に実効値の時間応答を求めてからスペクトル分析をする方法を提案している。また、診断アルゴリズムとしては良品と不良品の識別法、及び、損傷箇所や損傷の程度を究明する方法についてまとめ、提案している。
- 社団法人日本音響学会の論文
- 1988-06-01
著者
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