パワースペクトル包絡(PSE)音声分析・合成系
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概要
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非定常音声をフレーム処理で分折する立場から新しい音声パワースベクトル包絡(PSE)特性の定義の基に、これを推定する手法を提案する。まず、高分解能FFTをベースにしたケプストラムによる基本周波数抽出を行い、その整数倍の周波数位置のパワースペクトル値からPSE特性の標本値系列を得る。極-零を有するPSEは周波数を直線、振幅を対数スケールとしたとき余弦級数で有効に表され、標本値から推定される。音声合成部ではPSEから逆FFTで逆位相推移のインパルス応答に変換され、波形領域でピッチ同期で重ね合わされる。これにより、高ピッチの高品質の女声の合成も可能になった
- 社団法人日本音響学会の論文
- 1988-11-01
著者
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