音響パワーを用いた吸音材の吸音効果に関する評価方法とその有用性について

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概要

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2マイクロホン音響インテンシティ測定法を用いて、実際の環境下で音源の近傍に置いた吸音材の吸音効果を音響パワーの減少として評価する方法を提案し、その有用性を検討した。音源を囲む仮想閉空間を設定し、その一面を完全反射面あるいは吸音性反射面として音響パワーを測定し、その差を吸収音響パワーレベルと定義して、吸音材の吸音効果を評価する指標とした。この吸収音響パワーレベルは音源と吸音材の実際の配置条件での吸音効果を明確に反映することを示した。更に、吸収音響パワーレベルを吸音率に換算し垂直入射吸音率と比較することによって、その吸音率が実効的な吸音効果の有用な評価指標となることを示した。
社団法人日本音響学会の論文
1995-11-01

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