高密度記録媒体磁化の時間減衰に及ぼす温度の影響
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概要
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本論文では, 磁性粒子の寸法が既知のメタル塗布媒体を用いて, 媒体磁化の熱安定性について測定を行い, 活性化体積と実体積との関係を調べた. メタル塗布媒体を構成する磁性粒子は, 短軸経がほぼ等しく, 長さが71nmから148nmまで, 体積が1.32×1O^lt-17gtcm^3から4.21×1O^lt-17gtcm^3まで変化した4種類のものである. 測定温度(-100℃〜+100℃)に対する磁気特性H_c, M_rや揺らぎ場H_f, 活性化体積V_ltacgtの依存性は非常に小さいことがわかった. また, 活性化体積は実体積に対してほとんど変化せず, 最小体積の粒子からなるメタル媒体に対してはほぼ実体積に等しい値を, 最大体積の粒子からなるメタル媒体に対してはほぼ実体積の2倍に等しい値を示した.
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 1997-07-04
著者
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