高圧酸素のラット副腎皮質機能, 髄質機能亢進作用

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概要

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臨床応用されるのとほぼ同じ条件の高圧酸素療法(OHP)をラットに施行した。すなわち、実験Iでは30〜35%の酸素濃度下ないし大気下にて絶対圧2気圧のOHPを90分/日、連続30日間施行した。実験IIでは同様のOHP療法を連続46日間行った。実験Iにおいては30〜35%の酸素濃度下にてOHPを受けたラットの副腎重量は対照ラットのそれに比し32.3%(p<O.05)重かった。前者の血漿コルチコステロン濃度は後者のそれに比し90%(p<0.05)高値を示した。OHP群の副腎中のエピネフリン濃度は対照群のそれに比し72.7%(p<O.001)ないし80%(p<0.001)(各、総含有量ないし単位重量あたりの含有量)高値で、ノルエピネフリン濃度も100%(p<0.05)ないし93.5%(p<0.001)高値を示した(各、総含有量ないし単位重量あたりの含有量)。
社団法人日本泌尿器科学会の論文

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