授業過程における教師発言等の状態持続時間の計測と分析の方法の開発
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概要
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授業での教師や生徒による発言などの音声から,テープレコーダと騒音計を用いて簡便にかつ比較的正確に,教師発言などの四つの状態持続時間を計測する方法を開発した.得られたデータは,確率過程モデルとして記述され,そこから状態持続時間分布および状態遷移過程をグラフに描くことで,全体度数や平均時間だけではわからないデータの特徴を見い出せる.また状態間遷移の度数や状態生起度数の時間的変化を視覚的に表示するグラフ(状態遷移図と三分割状態度数グラフ)を作成した.また授業における教師の発言の「間」についても考察した.これらの方法より,授業の客観的,計量的側面をこれまでより詳しく表現することが可能であり,デー夕間に共通する傾向や相違点などをふまえて,実際の授業を顧みる資料として有用であると考えられる.
- 日本教育工学会の論文
- 1983-04-20
著者
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