レスポンス・アナライザを用いた授業進行支援システムの開発
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概要
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一斉授業での演習指導場面における授業進行適正化を支援するコンピュータ利用システムを開発した.システムは,学習者集団の演習での学習進度をレスポンス・アナライザにより計測し,事前に入力された当該授業の所見データとともに集団学習応答曲線を実時間処理して,ヒント提示,演習打ち切り・KR提示,復習指示などを促す授業進行支援情報を,メッセージ形式でその理由の説明文とともに逐次提示する.当機能は各時点における応答曲線と授業所見との各種の組み合せに対応してとるべき授業進行行動に関するベテラン教師の専門知識を,大型計算機上のPrologステートメントにより約250項のルール群として記述し,逐次適用することで実現されている.本システムは高等学校において試験的に実践され,ある程度の妥当な結果を得た.
- 日本教育工学会の論文
- 1986-09-20
著者
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