Bis GMAおよびTri EDMAの変異原性
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概要
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Bis GMAとTri EDMAの変異原性についてサルモネラ菌復帰変異原性試験法で試験した.変異原性はSalmonella typhimurium TA1535, TA1537, TA98, TA100株を用い, プレインキュベーション法で判定した.Bis GMAとTri EDMAは共にS-9mixが存在しない時4株において変異原性を示さなかった.Bis GMAはS-9mix存在下でのみ復帰変異コロニー数がTA1537株で陰性対照群の2倍に, TA98株では1.5倍に増加した.Tri EDMAはS-9mix存在下で濃度依存的に復帰変異コロニー数が増加し, TA1537株では自然復帰変異コロニー数の1.7倍, TA98株では1.6倍となった.これらの結果から, 代謝活性化されたときのみBis GMAは変異原性陽性であり, Tri EDMAは変異原性偽陽性であることが示された.
- 日本歯科理工学会の論文
- 1987-09-25
著者
-
佐藤 温重
東京医科歯科大学・歯学部第二理工学教室
-
佐藤 温重
医歯大・歯・理工II
-
小沢 和子
東京医科歯科大学歯学部第2理工学教室
-
小沢 和子
医歯大・歯・理工II
-
小玉 剛
医歯大・歯・理工II
-
小玉 剛
東京医科歯科大学歯学部第二歯科理工学教室
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