A-16 光重合型歯冠用熱硬化性レジンのオペーク性状
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概要
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歯冠用熱硬化性レジンは最近では光重合タイプが主流になっている。そこで問題となるのはオペークレジンの硬化深度とオペーク隠蔽力である。この相矛盾する性質を両立させねばならない点にむつかしさがある。今回、市販の光重合型歯冠用熱硬化性レジン4種のオペーク性状を検討した。その結果、光透過率は、デンタカラー、ニューメタカラー、セシードでそれぞれ≦0.3%であり、サーモレジンLCは0.9%であった。硬化深度は、光照射5分後で、ニューメタカラー>1.2mm、セシード0.18mm、サーモレジンLC 0.17mm、デンタカラー0.06mmであった。さらに、オペークレジンの金属に対する接着力を測定した結果、ニューメタカラーおよびセシードといずれも金属接着性モノマーを含有するボンディングプライマーを用いるシステムがすぐれていた。
- 1992-04-30
著者
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嘉田 良平
製品評価技術基盤機構・バイオ本部
-
谷 嘉明
京大・生医工研
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谷 嘉明
京都大学生体医療工学研究センター
-
谷 嘉明
京都大学生体医療工学研究センター生体材料学研究部門
-
南部 敏之
京都大学生体医療工学研究所センター生体材料科学研究所部門
-
南部 敏之
京大・生医工研
-
宮本 了一
サンメディカル(株)
-
田中 康夫
サンメディカル(株)
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