高血圧のセルフケアを支援する地域看護活動への提言
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
"高血圧患者が,心血管系の合併症を予防し,つつがなく日常生活を過ごすためには,十分に血圧がコントロールされていることが重要である.地域看護活動として高血圧のセルフケアを支援する課題を検討することを目的として,高知県T市で高血圧症の診断を受けて通院している306人を対象に面接調査を行った.調査内容は健康手帳の活用,服薬コンプライアンス,家庭血圧計所有の有無,家庭血圧測定の有無,高血圧症に対する認識等である.その結果,高血圧患者は医師への信頼が強く依存が高い状態で服薬コンプライアンスは良いと評価できたが,血圧計を持ちながらも定期的に血圧測定する人は少なく,健康手帳もほとんど利用されていなかった.また31.4%の人は治療を医師に任せきりで生活習慣改善を考えていなかった.高血圧患者の自己管理能力(セルフケア)を高めるために,かかりつけ医と協働しながら行う地域看護の今後の課題が明らかになった."
- 川崎医療福祉大学の論文
著者
関連論文
- 施設における高齢者ケア従事者の職業性ストレス要因とその特徴
- 看護学教科書におけるたばこ問題関連事項の記述
- 大学生における外傷体験の筆記による開示効果 : 心理的・身体的指標による分析
- 糖尿病療養者に対する家族支援の実態
- 高齢男性の社会参加要因
- 母と子における睡眠行動の関連性と課題
- 高血圧のセルフケアを支援する地域看護活動への提言
- "在宅高齢者のセルフケア能力,主観的幸福感,及び生きがい"
- 青少年期のセルフケア能力を高めるために : 生活習慣病に対する意識・知識・行動・関心について
- 在宅高齢者の健康度低下に伴うセルフケア行動の実態