高フレームレート映像信号に対する符号化特性解析(符号化)

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概要

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近年、臨場感あふれる大画面のスポーッ映像やデジタルシネマに代表される超高画質映像への期待が高まっている。しかし、被写体の自然な動きを表現するために不可欠な時間解像度の向上、即ち、映像の高フレームレート化については、充分な検討がなされていない。現行映像のフレームレートはフリッカーの検知限から設定されており、自然な動き表現には、さらに高いフレームレートが必要となる。しかし、高フレームレート化により高画質化を追求しようとした場合、データ量の増大に対応するために効率的な符号化方式が必要となる。そこで、本報告では、高フレームレート映像の符号化を睨み、フレームレートと情報量の関係について定量的な評価を行うことを目的とし、フレームレートとフレーム間差分信号の情報量の関係を示す解析的なモデルを導出した。実画像を用いた符号化実験を通して、同モデルの理論値が、実画像の符号化結果に対する適切な近似値となっていることを確認した。
一般社団法人情報処理学会の論文
2005-03-10

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