複製データのビュー最新度制御方法およびスケーラビリティに関する評価
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概要
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本論分では、複製データが非同期に更新される場合において、クライアントから見たデータの最新度に注目し、クライアントの要求する最新度をもつデータを提供する方法について提案を行う。本方法では、まず、木構造状に論理的に結合された複製が木構造に沿って更新が伝搬していくとき、その遅延の統計的な推定値もとに計算した複数の複製ノードからデータおよびトランザションログを読み出す。次に、読み出しを行った複製ノードに反映されている更新をすべて反映したデータをクライアントに提供するという方法である。本方法の評価として、複製ノード数に関するスケーラビリティ一の評価を行った。その結果、異なる総ノード数の複製ノードについて、すべてのノードに更新が反映される時間に対する同一の比率の最新度を得るために読み出しを行わなければならい複製ノードの数の増加が、総ノード数の増加と比較して少ないことを示した。
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 1999-07-15
著者
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