仮想ブロードキャストリンクを利用した片方向通信路の透過的経路制御

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概要

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本稿では、片方向の通信路を含むネットワークにおける経路制御の問題を解決するため、片方向通信路上に仮想ブロードキャストリンクを構築する手法を述べる。また、LAN上でのシミュレーションによりその有効性を示す。片方向通信路をインターネットで利用する場合、既存の経路制御技術が通信媒体の双方向性を前提とすることが問題となる。その例として、片方向通信路を含むネットワーク上で動的な経路制御プロトコルが正しく動作しないことがあげられる。本機構ではトンネリングを用いて片方向通信路の復路となる接続性を提供する。また、片方向通信路に受信専用で接続するノードが生成したデータリンクパケットを送信機能を持つノードを通して伝送し、通常のブロードキャストリンクと同等の機能を実現する。
一般社団法人情報処理学会の論文
1999-02-25

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