インターネットは世界を広くしたか:Reverse Small World methodによる知人のつながりの分析
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概要
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インターネットは, 時や空間を越えてのやりとりを可能にしたという点で, 人のコミュニケーションの可能性を広げたと言われるが, 逆に, 現実社会の多様なコミュニケーションを避けて限定された相手のみと深くコミュニケーションをするようになるという可能性も指摘されている.本研究では, 電子メールを利用することによって, ある人が情報源としてアクセスできる他者との関係がどのように変化してきているのかをReverse Small World method(RSW法)を用いて分析した.今回の結果から, 電子メールというメディアが人と人の間の「弱いつながり」を維持する役割があること, およびRSW法が人の外界の情報源としての人間関係を調査するのに有効な手法である可能性があることがわかった.
- 1998-12-11
著者
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