ロービジョンのためのユーザー・インターフェースを考える(<特集>バリアフリーインタフェース)

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概要

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Windows95に関しては、ロービジョン者も画面拡大ソフトによって、ほぼ晴眼者と同じ利用環境が整ってきた。しかし、ロービジョン者のコンピュータ利用に関しては、眼の疲労にも配慮しなければならない。そこで本稿では、画面拡大と画面読み上げの併用によって、文書作成を行っている筆者の経験から、ロービジョンのためのユーザーインターフェース構築の基本的な要件を考察した。画面読み上げをメインとして画面拡大をサブとして用いた場合、文章の推敲や文脈の誤りの修正は、画面拡大だけを使った場合より容易となり、また眼の負担も少ないように思われる。ただ、ロービジョンは個人差が大きいため、今後さらに多くのロービジョン者に対する実験・調査を行う必要がある。
一般社団法人情報処理学会の論文
1998-03-13

著者

岡田伸一
障害者職業総合センター

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