遺伝的アルゴリズムにおける適応度関数のエピスタシスについて
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概要
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遺伝的アルゴリズム(GA)において問題の困難さと密接に関連した概念にエピスタシスがある.エピスタシスは, 選択の染色体全体における効果がそれを構成する各遺伝子座への効果の足し算になっていない場合をいう.一般にはエピスタシスをもたない適応度関数は, GAにとって解くことが容易であると考えられている.そして適応度関数の中でもOneMax問題に用いられているような線形関数は, エピスタシスをもたらさない代表的な例とされている.しかし実際のGA計算においてこのことは必ずしも正しくなく, 線形適応度関数もエピスタシスをもつ.本論文では, エピスタシスを連鎖不均衡と関連させて調べ, 交叉の効果との関係について述べる.
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 2001-09-17
著者
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